夏になると魚屋さんやスーパーでよく見かける「イサキ」。

塩焼きや刺身で食べるイメージが強い魚ですが、実はイサキ、調べてみるとなかなか面白い魚なんです。

今回は、イサキの旬や美味しい食べ方はもちろん、「へぇ〜!」と思わず誰かに話したくなる豆知識までご紹介します!

① イサキは「梅雨イサキ」がうまい!

イサキは一年を通して食べられる魚ですが、特に美味しいといわれるのが初夏。

ちょうど梅雨の時期に旬を迎えることから、

「梅雨イサキ」

なんて呼ばれることもあります。

この時期のイサキは脂がのっていて、刺身にすると身の甘みと脂のバランスが抜群!

「夏の魚」というイメージがありますが、実は梅雨ごろから要チェックの魚なんです。

② 若いイサキには「しま模様」がある!

大人のイサキを見ると、比較的シンプルな見た目。

ところが、若いイサキには体に縦方向のしま模様があります。

この模様がまるでイノシシの子どもの「ウリ坊」に似ていることから、地域によっては小さなイサキを**「ウリボウ」**と呼ぶことも。

成長するにつれて、この模様はだんだん目立たなくなっていきます。

魚にも「子どもの頃だけの模様」があるって、ちょっと面白いですよね。

③ 実は「鶏」に関係する名前も持っている!?

イサキには「鶏魚」という漢字が使われることがあります。

魚なのに、なぜ鶏!?

由来には諸説ありますが、イサキが出す音が鶏の鳴き声を連想させるため、といった説があります。

実は魚の中には、浮き袋などを使って音を出す種類がいるんです。

海の中って、私たちが思っているより意外とうるさい世界なのかもしれません。

④ 「イサキの骨には気をつけろ」は昔から有名!

イサキを食べるときに覚えておきたいのが、

骨がかなり硬いこと。

昔から「イサキの生き腐れ」という言葉が知られています。

新鮮なイサキでも骨が硬く、扱い方によっては注意が必要な魚として知られてきました。

特に塩焼きを食べるときは、小さなお子さんや高齢の方は骨に注意!

美味しい魚だからこそ、焦らずゆっくり食べたいですね。

⑤ 刺身だけじゃない!皮がうまい魚

新鮮なイサキが手に入ったら刺身!

……も最高ですが、ぜひ試してほしいのが皮を活かした食べ方。

皮目を軽く炙った「炙り」や、皮を残して湯をかける「湯霜造り」にすると、皮と身の間にある旨みや脂を楽しめます。

普通の刺身とはまた違った味わい。

鮮度のいいイサキなら、

「皮、捨てるのもったいなかったんや!」

となるかもしれません。

⑥ 塩焼きにするときは「ヒレ」に注目!

イサキといえば塩焼き。

焼く前に塩を振るだけでも美味しいですが、見た目までキレイに仕上げたいなら、ヒレに多めの塩をつける「化粧塩」がおすすめです。

ヒレが焦げてボロボロになるのを防ぎやすく、焼き上がりもグッと料理屋さんっぽくなります。

家庭でも簡単にできる小技です。

⑦ イサキはどんな料理にも意外と合う!

イサキはクセが比較的少なく、旨みのある白身魚。

そのため、

* 刺身・炙り
* 塩焼き
* 煮付け
* 唐揚げ
* ムニエル
* アクアパッツァ
* 酒蒸し

など、和食だけでなく洋食にも使いやすい魚です。

大きなイサキが一匹手に入ったら、半身は刺身、残りは塩焼きやアクアパッツァ……なんて楽しみ方もできます。

⑧ 美味しいイサキを選ぶポイント

スーパーや鮮魚店で丸ごとのイサキを買うなら、

目が澄んでいる・エラが鮮やかな赤色・お腹に張りがある・体表にツヤがある

このあたりをチェック。

切り身なら、身に透明感があり、乾燥していないものを選ぶのがおすすめです。

そして旬の時期なら、ぜひ脂ののった少し大きめのイサキにも注目してみてください。

夏に食べたい魚「イサキ」

見た目はちょっと地味。

でも実は、

「子どもの頃はしま模様」
「ウリボウと呼ばれる」
「鶏魚という漢字がある」
「皮まで美味しい」
「梅雨の時期は特に脂がのる」

など、意外と話のネタが多いイサキ。

刺身も塩焼きも美味しく、和食から洋食まで使える万能選手です。

スーパーや魚屋さんでイサキを見つけたら、

「今日は梅雨イサキでも食べてみようかな」

なんて、ちょっと通っぽく選んでみてはいかがでしょうか。